総合格闘技(MMA)団体の中でも、ベラトールとUFCは世界的に人気のある団体です!
試合のすることのないベラトールとUFCって、レベルに違いはあるの?
私も格闘技ファンで、レベルの違いが気になってました!
格闘技ファンの私が、ルールや階級の違いなど気になることすべてを、徹底調査しました!
また日本では総合格闘技(MMA)といえば、RIZINがとても人気ですね!
RIZINでは朝倉未来選手や朝倉海選手、鈴木千裕選手、堀口恭司選手などが活躍されています!
過去にベラトールとRIZINの対抗戦が行われたこともあります。
RIZINからベラトールやUFCの名前を聞いて知った方も多いのではないでしょうか。
今回はベラトールとUFCのレベルの違い、そして日本のRIZINと世界のレベルの違いも過去の戦績から徹底調査しました!
ぜひ最後まで読んでくださいね!
ベラトールとUFCのレベルの違いは?ルールや階級の違いを徹底解説!
総合格闘技(MMA)は、アメリカをはじめ世界的にとても注目されているスポーツです。
アメリカだけでも数々の強豪総合格闘技団体が存在します。
その中でも人気の団体であるベラトールとUFCでは、UFCの方がレベルが高いと言われています!
なぜUFCの方がレベルが高いと言われているのでしょうか?
その規模の大きさは、UFCの歴史に秘密がありそうです!
UFCの規模の大きさや、ベラトールとUFCのルールの違いなど徹底調査しました!
UFCはベラトールよりレベルが高い!UFCの規模は世界最大規模!
UFCは、Ultimate Fighting Championship(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の略です。
1993年にUFCの前身となる大会が開催されています。
当時、様々な格闘技の猛者や道場破りと対戦する、柔術家のグレイシー一族がいました!
広告代理店役員のアート・デイビーが、グレイシー一族に触発され、最強の格闘技を決めるトーナメントを開催します。
空手、ボクシング、カンフー、キックボクシングなどの格闘家8人でのトーナメントでした。
このトーナメントでは、目つぶしと噛みつき以外、すべての攻撃が許されたなんとノールールだんたんでよ。
ノールール!?今じゃ考えられないですね!
試合のルールが少ししか規定されておらず、暴力的で危険であるとかなり批判を集めました。
一方で、興行としては成功を収めていました。
しかしこの成功が、「人気を奪われるのでは?」と、ボクシング業界が警戒してしまいます。
さらに、危険すぎる!と社会批判も高まり、UFCに対するさまざまな圧力が加わりました。
その結果アメリカの36州で総合格闘技を禁止する「ノー・ホールド・バード禁止法」を制定されました。
法律もできるほどの、社会現象だったのがうかがえますね!
これを受けUFCは、徐々にルールを整備し競技化がすすめられました!
この時に、階級制やラウンド制が導入されたんです!
その後、人気の格闘技団体を次々に買収するなどして、人気の選手を多く集めました。
日本のPRIDEも買収された団体の1つで、記憶にも新しいですね!
さらにUFCは、29か国165都市で700大会近く開催し、172の国や地域で40の言語でテレビ放送されています。
世界中で人気だという証ですね!
また、UFCは他の団体で才能を示した最高の格闘家とだけ契約します。
ということは、UFCと契約している間は、他の団体に出場できないんですね!
「一度はUFCで戦いたい!」という選手も世界中にはたくさんいるのではないでしょうか?
そのことがさらに強い選手が集まる要因なのかもしれません!
現在では、世界73か国以上から最高峰の選手が常時600名近く参戦しています。
ベラトールからは若手選手が、UFCへ移ることが多いようです。
一方で、UCFからベラトールへ移る選手は、連敗中やキャリア後期にある選手などが多い印象です。
このとこから世界中で圧倒的人気を誇る、世界最大の総合格闘技(MMA)団体と言えるのではないでしょうか!
しかしベラトールも世界的に人気の高い団体です!
ベラトールのレベルはどのくらいなのでしょうか?
ベラトールのレベルも高く、話題性も抜群!
ベラトールは世界的にUFCの2番目に人気の総合格闘技団体と言われています!
しかしベラトールのトップ選手の実力は、UFCの選手にも勝るといわれています!
ベラトールの正式名称は「Bellator MMA」です。
Bellatorはラテン語で「戦士」という意味です!
ベラトールは2008年9月にビヨン・レブニー氏によって立ち上げられました。
「打倒UFC」と目指して設立された団体です。
「打倒UFC」を目指している「戦士」の意味をもつ名前の団体、これだけで気迫が感じられますね!
設立当初は、シーズン制のトーナメントを開催するイベントから始まりました!
優勝者が各階級の王者への挑戦権と賞金10万ドル獲得できる、というものです。
2015年にはシーズン制のトーナメント形式から、1試合制のイベントスケジュールに移行されました。
その後2018年以降は、部門別グランプリトーナメントを開催するようになります。
ベラトールでは、他の団体で好成績を残している強い選手を集めて話題性のある試合を組みます。
他団体の強く人気な選手と、ベラトールの強く人気な選手と試合が組まれるわけです。
格闘技ファンからすると、どんな試合展開になるのか、どっちが勝つのか、見たくてたまらないですよね!
話題性抜群のマッチメイクということです!
2023年に世界で3番目に大きいとされる総合格闘技団体のPFLがベラトールを買収すると、ニュースになりました!
PFLの買収により、PFLとベラトールの夢の対抗戦が実現することになります!
そんな話題性のあるマッチメイクもあって、ベラトールは設立後に徐々にテレビ放送が増えさらに人気が拡大していきます!
以上のことからベラトールは世界で2番目に知名度、人気のある総合格闘技団体と言えるでしょう。
ではベラトールとUFCではルールや階級にどんな違いがあるのでしょうか?
それぞれの違いを調査します!
ベラトールとUFCのルールや階級の違いを徹底比較!
ベラトールとUFCは、細かなルールの違いはあるようですが、NJSACB制定のユニファイドルールを採用しています。
その他ベラトールとUFCに違いなどを表にまとめてみました!
ベラトール | UFC | |
---|---|---|
ルール | ユニファイドルール | ユニファイドルール |
試合時間 | ノンタイトル戦 1ラウンド5分×3ラウンド タイトル戦 1ラウンド5分×5ラウンド 決着がつかない場合は、3人の審判によるジャッジ判定 | ノンタイトル戦 1ラウンド5分×3ラウンド タイトル戦 1ラウンド5分×5ラウンド 決着がつかない場合は、3人の審判によるジャッジ判定 |
階級 男子 | ヘビー級 265パウンド(約120.2㎏) ライトヘビー級 205パウンド(約93.0㎏) ミドル級 185パウンド(約83.9㎏) ウェルター級 170パウンド(約77.1㎏) ライト級 155パウンド(約70.3㎏) フェザー級 145パウンド(約65.8㎏) バンタム級 135パウンド(約61.2㎏) | ヘビー級 265パウンド(約120.2㎏) ライトヘビー級 205パウンド(約93㎏) ミドル級 185パウンド(約83.9㎏) ウェルター級 170パウンド(約77.1㎏) ライト級 155パウンド(約70.30㎏) フェザー級 145パウンド(約65.77㎏) バンタム級 135パウンド(約61.3㎏) フライ級 125パウンド(約56.7㎏) |
階級 女子 | フェザー級 145パウンド(約65.8㎏) フライ級 125パウンド(約56.7㎏) ストロー級 155パウンド(約52.2㎏) | フェザー級 145パウンド(約65.77㎏) バンタム級 135パウンド(約61.3㎏) フライ級 125パウンド(約56.7㎏) ストロー級 115パウンド(約52.2㎏) |
リング | 金網で囲まれた円形のケージ 高さ 不明 直径 36フィート(約10.9m) | 金網に囲まれた八角形(オクタゴン)のケージ 高さ 6フィート(約1.8m) 直径 30フィート(約9.1m) |
試合時間やノンタイトル戦とタイトル戦で、ラウンド数が違うところも同じなんですね!
階級についてはUFCの方が男子、女子ともに1階級ずつ多いんだね!
選手層の厚さから階級も多いのかな?
そして、総合格闘技ではベラトールで使用している円形のケージが主流です。
ですがUFCのリングはUFC独自の八角形(オクタゴン)ケージを採用しています。
オクタゴンケージや会場の規模感は動画の方がわかりやすいと思います!
ボクシングやプロレスでも使われている四角形のリングより広く見えますね!
意外にも金網の高さが低い?と思われた方もいるかもしれませんが、6フィート(約1.8m)あります!
ベラトールの金網の高さは公表されていないようです。
ですが、動画を見てみるとUFCの高さと同じくらいに見えます!
UFCにもベラトールにも面白いところや見どころがあり、今後も総合格闘技(MMA)からますます目が離せません!
日本のRIZINの強さとベラトールとの過去の戦績は?
日本で総合格闘技の団体と言えば、RIZINを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
大みそかやタイトルマッチで海外の選手が日本で試合しているのもよく見ますね!
では日本のRIZINの強さはベラトールやUFCにどのくらい通用するのでしょうか。
ベラトールとRIZINの強さを対抗戦の戦績から徹底比較!
ベラトールとRIZINは規模や興行などに差があり、RIZINはまだまだベラトールほどの規模ではないと言えるでしょう。
RIZINの設立は2015年で、かつて「PRIDE」を主催していた、ドリームステージエンターテインメント(DSE)の代表、榊原信行氏により設立されました。
そのためPRIDEはRIZINの前身とも言われています。
ベラトールで最初に日本人選手が出場した試合は10年以上にさかのぼります。
2010年6月10日に行われたBellator 21に日本人選手として初めて藤井恵さんが出場されました。
それ以降、日本人選手が継続的に参戦しているんです!
その後、当時のベラトール代表スコット・コーカー氏とRIZINのCEO、榊原信行氏が旧知の仲であったことから、ベラトールとRIZINのクロスプロモーションが積極的に行われるようになりました。
2018年12月31日の大みそかに日本で開催されたRIZIN.14は私も見ました!
RIZIN.14へはBellator世界バンタム級王者、ダリオン・コールドウェル選手が出場し、RIZIN初代バンタム級王座決定戦で堀口恭司選手と対戦しました。
また2019年6月14日、アメリカで開催されたBellator 222で行われた、Bellator世界バンタム級タイトルマッチで、堀口恭司選手が王者ダリオン・コールドウェル選手に挑戦しました。
見事判定勝ちを収めた堀口恭司選手は、日本人初のベラトール世界王者となりました。
その時の模様はYouTubeでご覧いただけます!
その後2019年12月29日には、ベラトール初の日本大会BELLATOR JAPANをRIZINと共同開催。
2022年12月31日には、RIZIN.40にて両団体の現王者と王者経験者同士の5対5での対応戦が行われました。
このRIZIN.40でのRIZINとベラトール対抗戦の結果は以下の通りです。
RIZIN | ベラトール |
---|---|
✖ 武田光司 | 〇 ガジ・ラバダノフ |
✖ キム・スーチョル | 〇 フアン・アーチュレッタ |
✖ 扇久保博正 | 〇 堀口恭司 |
✖ クレベル・コイケ | 〇 パトリシオ・ピッドブル |
✖ ホベルト・サトシ・ソウザ | 〇 AJ・マッキー |
結果は惜しくもRIZIN選手の5敗となってしまいましたが、ベラトール選手として、堀口恭司選手が出場されています。
また、フアン・アーチュレッタ選手は後にアメリカ人史上初のRIZINバンタム級王者となります。
2023年12月31日のRIZIN.45にて、朝倉海選手がアーチュレッタ選手にRIZINバンタム級のベルトをかけて、対戦しています!
フアン・アーチュレッタ選手の体調不良があり計量オーバーなどもありましたが、試合成立となり、見事朝倉海選手が勝利し、王座獲得しています!
そしてパトリシオ・ピッドブル選手は、2023年7月30日に超RIZIN.2で鈴木千裕選手と対戦し、1RKO負けとなりました。
現在、パトリシオ・ピットブル選手が、自身の持つベラトールのベルトをかけ、第5代RIZINフェザー級王者となった鈴木千裕選手との再戦を望む発言をしています。
ベラトール選手と日本人のRIZINで活躍している選手が、ベルトをかけてタイトルマッチが組まれることがどんどん増えていくかもしれませんね!
そうするとRIZINの選手がベラトールのベルトを再び獲得する日も近いかもしれません!
今後ますます日本の総合格闘技界が盛り上がっていきそうですね!
UFCでRIZINの選手は苦戦を強いられている!過去の戦績で強さを検証!
今のところ、UFCで戦う日本人選手は厳しい結果となり苦戦を強いられている選手が多いようです。
日本では大みそかに大規模な大会をしていたりするので、RIZINの知名度はここ数年高くなってきたかと思います。
しかし世界的にみると、UFCの人気は圧倒的と言えるでしょう。
RIZINは日本国内最大の格闘技イベントで、修斗・パンクラス・DEEPなど国内のトップファイターが集まる競技会です。
RIZINはMMAルールの他、キックボクシングルールなども行われます。
キックボクシングルールの試合もあるのは、RIZIN特有ですね!
またこれまでに日本人からUFCチャンピオンは出ていません。
タイトルマッチまでいった選手は6選手です!
・近藤有己さん
・山本喧一さん
・宇野薫さん
・桜井マッハ速人さん
・岡見勇信選手
・堀口恭司選手
ですが6選手とも惜しくも王座獲得となっておりません。
世界のトップの選手が集まるUFCとのレベルの違いが明らかですね。
またUFCは選手と独占契約を結んでいるため、RIZINとUFCの両方の大会に出場することはできません。
RIZINとの契約終了させてから、UFCと契約する必要があるんですね!
UFCのこういった独占契約の仕組みが、さらに世界屈指の選手が集まってくる要因ではないでしょうか。
現在、RIZINへの出場歴はありませんが、UFCで活躍している日本人選手がいます!
元修斗世界フライ級王者で、UFC世界フライ級ランキング13位の、平良達郎選手です!
UFCとの契約後5戦5勝と好成績を残されています!
ほかにも現在UFCと契約している日本人選手がいます!
現在UFCと契約している日本人選手は5選手です!
・風間敏臣選手
・中村倫也選手
・木下憂朔選手
・魅津希選手
・平良達郎選手
これまでUFCで戦う日本人選手は、苦戦を強いられている結果が多いですが、RIZINのレベルもどんどん上がってきています!
UFCと契約している5選手の今後の活躍が楽しみですね!
ベラトールとUFCのレベルの違いは?日本のRIZINの強さも徹底比較!まとめ
ベラトールとUFCのレベルの違い、そして日本のRIZINのレベルの違いもご紹介してきました!
総合格闘技団体の中でも規模や人気から、UFCのレベルの高さは世界トップとわかりましたね。
2番目にベラトールがレベルが高く、過去の日本のRIZINとの対抗戦は全敗となってしまいましたが、その後ベラトールの選手と互角に戦っている選手がでてきています!
UFCは選手の層が厚く強い選手が集まりやすい、強豪団体です!
ベラトールも話題性のあるマッチメイクが今後もどんどん組まれていくでしょう!
海外に挑戦したいって言ってる、日本人選手も多いんだよね!
そうなんです!
いち格闘技ファンとして、今後レベルが変動して、入れ替わる展開にも期待してしまいます!
これからも海外、そして国内含めて総合格闘技(MMA)から目が離せません!
ここまでお読みいただきありがとうございました!